仕事をしていく上でのこまり感
はじめまして。こちらのA型事業所で働いているきょんと申します。
私自身、2021年にADHD(注意欠陥多動性障害)と診断されました。
私の場合、社会人になってからミスや相手(上司)からの指示が分かりづらいことに困り感を持ち、
心療内科を受診したところADHDと診断されました。
今回は、ADHDが転職・就職をするにあたって自身の経験も交えながら
どういった点が困りごととして挙げられるのかをお伝えしていきたいと思います。
私は、新卒で福祉の世界に飛び込み2年勤めた後、人材派遣会社に転職をしておりました。
今までに勤めた会社は8~10社程度です。
福祉は発達障害の子供を放課後に預かる、放課後等デイサービスで勤務をしておりました。
ここでは率先して子供たちと関わり「真面目」に働いておりました。
在職中にキャリアカウンセラーの資格に興味を持ち、
その後人材派遣会社へと転職しました。
ここで私のミスが多発します。
・タスクをしているときに別のタスクを頼まれるとフリーズしてしまう
→これが上司にとっては不快だったようで個別で呼び出され指摘を受けました。
・仕事の優先順位を考えられない
→急に仕事が降ってくると、その仕事を先にしなければならないと思ってしまい、
やっていたタスクが後回しになってしまっていました。
・ケアレスミスが多い
→お客様にメールの誤送信をしたり、何度も訂正して送ってしまうことがありました。
・コミュニケーションが苦手
→先輩や上司との関係がうまく築けず、苦手意識を常に持ってしまっていました。
・思いついた言葉をそのまま発してしまう
→主に上司との関係で多くありました。
・ホウレンソウが苦手
→報告、連絡、相談は業務を行っていくためにとても大切なことですが、
私はとくにこれらが苦手です。
これらのことから、私の転職活動が加速していきました。
そして転職が増えるたびに増えていく履歴欄...
私は何をやっても続かない、何をしても上手くできないダメな人間だと
自尊心もどんどん削られていきました。
気づけば仕事をせず家でじっとしている日々が増えていきました。
そんな時に出会ったのがこの事業所です。
ここではそれぞれの業務を皆各々が自分のペースでこなしていきます。
基本的には週5日勤務なので、生活のリズムも自然と整っていきました。
私はこの事業所に通うことで生活リズムや
自分の得意、不得意を支援員さんと相談しながら業務を進めていくことが出来ています。
これからも自分の得意なことは伸ばして、不得意なことにも挑戦して
自信をつけていきたいです。