【5分でわかる】発達障害ってなんですか?

こんにちは、リベラルワークススタッフの廣瀬です。
今日は、事業所で働いていて、よく受ける質問の『発達障害とは』について
まとめてみたいと思います。

基本編

まずはじめに、発達障害は病気ではないということです。

心や体の、不調や不具合ではなく、生まれつきの脳の特性です。

特定の分野に優れた能力を発揮する一方で、ある分野は極端に苦手といったようなことが生じます。

誰にでも、得意不得意の差はあるものです。ただ、発達障害があるとされている人は、その差が極端に大きく、生活に支障をきたしているという状態なのです。

発達障害はいくつかのタイプに分類されており、自閉症、アスペルガー症候群、注意欠如・多動性障害(ADHD)、学習障害、チック障害、吃音(症)などが含まれます。
同じ人に、いくつかのタイプの発達障害があることもあり、そのため、同じ障害がある人同士でもまったく似ていないように見えることがあります。

発達障害はその特性を本人や周囲の人が理解し、その人に合ったやり方で過ごし方を工夫すれば、本人が持っている力が活かされるようになります。

分類編

発達障害は、行動や認知の特徴によって、様々な種類に分類されます。主なものとして、3つが挙げられます。

自閉症スペクトラム障害(ASD) 人口の1%

  • 相手の気持ちを理解することが苦手。友人ができにくく、笑顔も少ない傾向がある。
  • 言葉を発し始める時期が遅く、相手の言葉をオウム返しすることが多い。
  • 手の平をヒラヒラし続ける、積み木を同じように積み重ねるなどのこだわりをもった反復的動作が認められることもある。

注意欠如・多動性障害(ADHD) 人口の2.5%

注意欠如・多動性障害は、不注意(集中力がない)、多動性(じっとしていられない)、衝動性(考えずに行動してしまう)の3つの症状がみられる。
年齢や発達に不釣り合いな行動が仕事や学業、日常のコミュニケーションに支障をきたすことがあります。
 

①不注意

  • 注意力や集中力を保つことができず、会議や授業でじっと話を聞くことができない
  • すぐに注意がそれる
  • 忘れ物が多い


②衝動性

  • 思ったことをすぐに話す、行動する
  • 外界からの刺激に対して、無条件に反射的に反応する


③多動性

  • 落ち着きがなくそわそわする
  • 手や足を常に動かしている
  • 整理整頓が苦手 など

学習障害(LD)人口の約2~10%

知的能力には問題がないのに、読む、書く、計算する等の特定の事柄だけが特に苦手。
学習障害の人は学業成績や日常生活に困難が生じ、こうした能力を要求される小学校2~4年生頃に成績不振などから明らかになります。
その結果として、学業に意欲を失い、自信をなくしてしまうことがあります。

対応編

発達障害は、病気ではないので、服薬で完治しました!ということはありません。
ADHDであると、幼児期や児童期に診断された場合には、薬物療法とが行われることが多いですが現在のところ、成人のADHDの方が服用できる治療薬はありません。

よって、本人が自分の特性を理解して、対処方法を身につけていくことが大切です。

自閉症スペクトラムの対処法

長所と短所を生かした環境作りと、適切な教育を受けられる機会を整えることが重要です。
コミュニケーション能力や適応力を伸ばすことが期待でき、持っている本来の能力を生かせるようになります。
また自閉症自体を治す薬はありませんが、不眠や行動問題が著しい場合などには、必要に応じてお薬を服用することもあります。

注意欠如・多動性障害(ADHD)の治療

日常生活において、ケアレスミスをしてしまう、忘れ物をしてしまうなどの
本人が困りごとであると、自覚する方の多いADHDですが、無理に集中力や気合に頼らず
チェックリストや、スケジュール帳などを工夫して、仕組みで対応していきます。
ADHDの方の工夫をまとめた書籍が、多く出版されているので参考にすることもおすすめです。

※注意欠如・多動性障害の症状を緩和する治療薬は存在します。

学習障害(LD)の治療

教育的支援を行います。例えば読むことが困難な場合は大きな文字で書かれた文章を指でなぞりながら読んだり、書くことが困難な場合は大きなマス目のノートを使ったり、計算が困難な場合は絵を使って視覚化するなどのそれぞれに応じた工夫が必要です。

また家族や学校、主治医等が本人の困難さを正しく理解し、決して子供の怠慢さのせいにしないで、適切な支援の方法について情報を共有することが重要です。

まとめ

本人が困っていることに、周りが気付きにくい障害の一つです。
だからこそ、周囲の理解がなければ、『わがままを言っている』『やればできるのにやらない』等、辛い評価を受けがちです。
福祉事業所には、いろいろなバックグラウンドの方が働いているので
相互に理解し合い認め合いながら、一人ひとりが毎日を楽しめる場所でありたいと思います。

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