今回のおはなし - B型事業所で交通費は出ないのか –
こんにちは、リベラルワークスのヒロセです。
今日は事業所によくある質問『交通費って出ますか?』について解説しまーす!!
わかりやすいように、対話形式で書いてみました。
交通費、出るの?出ないの?

ヒロセさん、ちょっと聞きたいことがあるんだけど



何か質問があるんだね。なんでも聞いてみて!



B型事業所って交通費は支給されないの?



いい質問だね!B型事業所は交通費を支給すること難しいんだ
B型事業所の工賃は“生産活動で得た収入から経費を引いた金額”と政府の人が決めているから、交通費を払うことができないんだ



本当?交通費が出るB型事業所の広告をみたことがあるんだけど



そうだね、その仕組みはB型事業所をやっている自分にも謎なんだ、、、



追求しない方が良さそうだね



けど、交通費を軽減する割引や助成金があるから、もし使っていない人は活用してもいいと思う



教えてください!



いいよー



それなら、給料をもらえるA型事業所にを選ぶに決まってるじゃない?



A型の給料も基本的に事業所に入った収入から経費を差し引いたお金が支払われます。なので、雇用契約を結ぶ際には面接があり、雇用契約を結べるかを事業所が判断します。
給料は、最低賃金以上と決まっているA型事業所では、利用する方が仕事に自分を合わせなければいけません。
B型事業所は、利用する方の能力に合わせて、仕事を合わせることができます。
電車の割引について



第1種身体障がいや知的障がいの手帳を持っている人は、普通乗車券や回数乗車券、定期券に5割割引があるんだよ。



定期券にも割引があるんだね!



そうなんだ。でも、第2種の人は、介護者の定期券しか適用されないから自分の手帳が1種か2種か確認が必要だね
第1種・第2種は障害者手帳の旅客鉄道株式会社旅客運賃減額欄に書いてあるよ



旅客鉄道株式会社旅客運賃減額欄、早口言葉みたい
精神障がいの手帳を持っている人には、割引はないの?



そうなんだ。障害者手帳の交付開始が身体の1950年、知的は73年それに対して、精神は95年だったから、各鉄道会社の割引制度がまだ整っていないというふうに聞いているよ



へぇ〜時間かかりすぎだね



大阪メトロとか智頭急行など、大阪だけでもいくつかの鉄道会社は割引ができるようになっているよ
鉄道会社によってルールが異なるから自分が使う鉄道を確認してみて



はーい
リベラルワークスの近くを通っている京阪鉄道は、、、ない!
バス



バスは、会社によってルールが結構変わるから今回はリベラルワークスの周りを走っている
枚方市で走っている京阪バスについて解説するね



はーい



まず、精神障害者手帳については、割引はないんだ



残念!!



それで、身体・知的障がい者を持っている人は、運賃が5割引になるよ



種別とかは、ないんですね。定期券は?



定期券は、通常の定期券より3割引で買えるよ



毎日事業所に通う場合は、定期券の方がいいんですか?



通所だけなら、普通乗車の5割引の方が割安になることが多いね
バスの定期券がそもそも割引率が低めに設定されているから
めっちゃバスに乗る場合じゃなければ、普通乗車にがおすすめ



定期券の金額を自分が通所する予定の日数で
割った金額と比較してみたらよさそーですね



往復するから、定期券料金÷(通所回数×2)で計算してね~
精神保険福祉手帳で受けられる割引



精神障害者手帳で事業所を利用する場合、交通費の割引とかないんすか?



交通機関が行なっている割引はないんだけど、市町村によっては、助成金を出しているところもあるから
障害者手帳を持っている人は、障害者手帳を発行している市役所の福祉課に行って聞いてみたらいいと思うよ



ほう



なぜか枚方市では補助制度があるけど、ホームページなどでは情報が公開されていないんだ〜
長くなるから、次回紹介するよ



僕は足が短いから自転車に乗れないけど
歩いたり自転車に乗っていくのも良さそう



そうだね、健康的でいいね
事業所によっては駐輪所がないところもあるから、事前に確認しておこう
障害者手帳があれば、無料で使える駐輪所もあるから
調べてみるのも良いかも!



はーい
まとめ
- B型事業所で交通費の支給は難しい
- 電車の場合、第1種身体障がいや知的障がいの手帳を持っている人は普通乗車券や定期券に5割の割引が適用される。第2種の障がい者には介護者の定期券にのみ割引が適用されることもあり、各鉄道会社によってルールが異なる。
- 精神障がいの手帳を持っている人にはまだ割引制度が整っていないところもあるが、一部の鉄道会社では割引が適用される場合もあるので、使う鉄道会社を確認する必要がある。
- バスの場合、精神障がい者手帳による割引はなく、身体・知的障がい者には運賃が5割引になる場合もある。定期券に関しては、通常の定期券より3割引で購入できる場合があるが、毎日の利用が必要な場合でない限り、普通乗車券の5割引が割安になる場合もある。
- 精神障がい者手帳で事業所を利用する場合、交通機関が行なっている割引はないが、市町村によって助成金を出しているところもある。市役所の福祉課に相談すると情報を得られるが、助成金の情報はホームページなどに掲載されていない場合もあるため、直接確認する必要がある。
- 自転車や歩行も交通手段として利用することも検討すべきであり、障害者手帳を持っている場合は無料で使える駐輪所もあるので、事前に確認すると良い。